我が家は68㎥の小ぶりな一軒家です。

決して広いお家ではありませんが寝室には何も置かず、リビングも子供部屋も床面積が沢山ある、動き回りやすい部屋になっています。
小さいけれど、暮らしやすいお家を手にいれることができたのは他ならぬ「片付け」のおかげです。
以前「子供たちにずっと部屋を与えてあげたかったのにそれもできなくて申し訳なかった…」とお片づけ中に涙を流されたお客様がいました。
部屋は大きな一戸建て。
部屋数は充分にあるのにそのほとんどがモノで埋まってしまい、使えない状態。
家族みんなで万年床と洋服に囲まれたリビングでモノを避けながら暮らす毎日。
二人の息子さんはもう大学生。
「個室が欲しかった時もあったけど、もう、馴れました」
そう優しく笑う息子さんも手伝ってくれて、モノの見直しをしてみたら部屋を埋め尽くしていたのは大量の「もう役に立たないモノ」ばかりでした。
昔撮りためたビデオテープ、中古で大量に買ってきた数千枚に及ぶCD、本、10年前に買いだめした洗剤。
劣化していてすぐに敗れてしまうレジャーシートやテント、カビの生えたバッグ、洋服…。
「家族が心地よく暮らせる空間」と引き換えにするにはあまりにも価値がないモノばかり。
「もっと早く片付けてあげたらよかった…」
そう涙ぐむお母様。
その日出たゴミの量は100袋を超えていたでしょうか。
モノがなければ、家族はもっと自由に家の中の空間を使うことができていたはずです。
片付けは、住む人の「自由」を増やしてくれる大切な手段。
もし今、心地よく暮らせる空間と引き換えにする価値がないような「モノ」を溜め込んでしまっているならば。
思い切って手放してください。
歯車が一つ動き出せば、家の中はどんどん変わる。
モノより大切な「快適な生活空間」がきっと手に入るはずです。
コメント